登録有形文化財(建造物)旧牧志家住宅主屋

登録年月日:2007.12.05

外観1

外観2

外観3

外観4

内観1

内観2

コメント

コメント

家主であった牧志宗得(まきしそうとく)氏は医師で、戦後初の石垣市長になった人物です。玄関周りの豪華な彫刻は、指物師であった宗得氏の父、宗保(そうほ)氏によるものです。 当時の家屋としては高い天井、フナクイムシによる特徴的な欄間や、八重山に伝わる神様のお面などをご覧いただいたら、最後は風のとおる縁側に腰かけて、琉球庭園を見ながらゆっくりとした時間をお過ごしください。

もっと見る

解説

1923年に牧志家の当時の主人、牧志宗保によって建てられた。八重山の代表的な赤瓦の建築様式。2021年時点で、築98年。石垣市の中心地にあった。家主であった牧志宗徳は医師で、戦後初の石垣市長に当選し、1948年~1958年頃まで市長を務めた人物。石垣に水道を引く計画を持ち込んだ人物でもある。もともと病院兼自宅であったうちの住宅部分が牧志邸で、現在の迎恩館(げいおんかん)は、その病院部分である。建築材は、柱や造作材に八重山の方言でキャーンギやクルキーと呼ばれる木材を使用。全体の工法は釘を使用しない貫木式。間取りは床の間、飾り棚付き、居間の全体で45.55㎡ 。それを囲むように板敷きの通路と深い雨端(アマハジ)が一周。また玄関の外から屋敷の中が見えないように目隠しとしてピーフンと呼ばれる石垣が積み上げられ、元々直進しかできない魔物が家に入ってこないように魔除けとして作られている。

解説を読んで内容が理解できましたか?

文化財情報

【時間】

9:00-17:30(最終入園17:00) ※営業時間は事前にご確認ください。

【定休日】

-

【料金】

大人1000円、子ども500円

【外部リンク】

https://yaeyama.or.jp/

沖縄県石垣市の文化財一覧に戻る