登録有形文化財(建造物)旧大浜家住宅主屋

登録年月日:2015.11.17

外観1

内観1

内観2

内観3

内観4

天官賜福紫微鸞籠(テンカンシフクビランカ)

コメント

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家主は、医師としてマラリア撲滅に大きな功績をあげた偉人である大浜信賢氏です。当時の民家としては規模が大きく、典型的な士族の伝統的建築様式の住宅です。 天井の梁には「天官賜福紫徴鑾駕(てんかんしふくしびらんか)」と当時の大工の棟梁が書いた火事にあわないための魔よけの言葉が書かれています。

解説

1907年に大浜信烈が、甥の大浜信賢の為に建てた民家。信烈は日本で有名な大学の名誉職を務めた大浜信泉の父である。2008年に旧住所から石垣やいま村に移築復元。2021年現在で、築114年。信賢は医学博士として八重山郡民を苦しめていたマラリア撲滅に大きな功績をあげた偉人。大浜邸は住宅と病院と二棟に分かれており、医師の住宅として利用されていた。造作材は、八重山の方言でキャーンギ、床の間にはクルキー、構造材にはフクン、イージョー(イージュ)、センダンと呼ばれる島材が使われている。間取りは、床の間13.26㎡ 、仏間13.26㎡ 、居間9.95㎡ と中心の建物と並んで更に3室と続き部屋の外側を取り巻くように板敷きの通路と雨端(アマハジ)がある。当時の民家としては規模が大きく、典型的な武士の伝統的建築様式の住宅である。

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文化財情報

【時間】

9:00-17:30(最終入園17:00) ※営業時間は事前にご確認ください。

【定休日】

-

【料金】

大人1000円、子ども500円

【外部リンク】

https://yaeyama.or.jp/

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